2. 下書き・線画

下書き

それでは、下書きの作業に入ります。
この作業はアナログで行います。イメージラフの線の色を薄い水色に変えてA4紙にプリントアウトし、シャーペンで詳細を描いていきます。
パソコンの画像をわざわざ印刷し、またパソコンに戻す…というのは非常に回りくどい作業のように思えます。しかし、アナログの書きやすさに勝るものはないと考えているので、細かく描き込まなければならないようなときはこのやり方で作業します。シャーペンで元ある線をなぞると同時に、窓など今まで描いていなかった部分を追加していきます。 人物や建物などあらゆるものに言えることですが、必ず資料を参考にしながら描いていくことが大切です。自分の頭の中のイメージだけを頼りに描くとどこか説得力のない絵になってしまいます。丸写しやトレースなどはいけませんが、インターネットで検索するなどして実物をよく観察しながら描くことが大切です。
出来上がった下書きをパソコンに取り込みます。(ネオンサインや看板などは後から追加します)

下書き10

線画

この絵では、背景に関しては下書きの線を使うことにし、人物だけ線画を描きます。
線画を描く前に、人物の服をボーイッシュなものからレトロなワンピースに変更しました。これはラフ段階のカジュアルなファッションだと逆に面白みが無くなってしまうと感じたためです。ワンピースにしたことで華やかさが増しました。

下書き11

人物の線画を描いていきます。線画にはGペンツールを使います。勢いよく線を引くと、きれいな線になります。

下書き12

線画が完成したので、色塗り(1)に入ります。